お知らせ
8/6 再び「文献ジャーナル」
「文献ジャーナル」のような大事業になぜ富士短期大学が踏み切ったのか。
1967年(創刊から二年目)の『富士短期大学学園二十年史』を見ても僅か2,3行刊行の事実に触れられているのみで、創刊号の刊行の辞もその仔細には触れていない。
「文献ジャーナル」で、DBを検索すると、わずかに次の一件がヒットした。
「月刊文献ジャーナル」の編集(書誌索引事例)
著者 斎藤隆壱
刊行年月日 1980年08月
巻号 4(3)
掲載 書誌索引展望
この記事と、「斎藤隆壱」という人が手がかりになるかもしれない。
かつて『雑誌記事索引集成』を作る過程で実感したのは、こうした大規模な書誌作成の背後には後藤新平とか筑波藤麿など熱心な人物の理解と情熱があったことである。「文献ジャーナル」を企画し推進した人の思いと業績を明らかにしたい。
8/4 「文献ジャーナル」
1962年から2001年まで通巻421号刊行された「文献ジャーナル」という雑誌があった。発行は富士短期大学出版部(現・東京富士大学)。
ここで「文献ジャーナル」というのは、「月刊文献ジャーナル」1巻1号(1962年)~32巻3号(1993年)およびその継続後誌である「文献ジャーナル」33巻1号(1993年)~40巻6号(2001年)を総称して言う。
これは、国立国会図書館の「雑誌記事索引」と並ぶ偉業である。
既述のとおり、国立国会図書館の「雑誌記事索引」は、採録基準の変更などで必ずしも創刊号から直近までを採録しているわけではなく、中途採録開始の雑誌も多い。本データベースでは、その空白を埋める作業を、戦前期、地方雑誌とならんで3つの柱と位置づけている。
「文献ジャーナル」は「バックナンバー」の頁を設け創刊号から採録しているので、国会図書館が採録を開始するまでの空白を埋めるデータの宝庫である。
このたび、東京富士大学と覚書を交わし、「文献ジャーナル」421冊のご提供とデータ化、データベース搭載の許可をいただくことになった。
検索結果のデータには、出典を「文献ジャーナル」と明示し、東京富士大学(富士短期大学)の功績を明らかにするほか、協力してデータベースの内容の充実を目指す。
6/21/ 雑誌「みくに」
雑誌本文へのリンクの要望は強い。
しかし、戦前期の雑誌はいまだウェッブ上には公開されていない。弊社独自で本文の整備は力に余る。
国会図書館の戦前期の雑誌のデジタル化は、進んでいるようだが公開はいつになるのか?
また、国会図書館がデジタル化する雑誌名は公開されているが、欠号は欠号のままでその補充はしないらしい。
天文協会(天文月報)のように独自に公開すみのところもあり、理化学研究所(科学主義工業)のように準備中らしいところもある。
こうした進行をにらみながら、準備を進めていこう。
われわれとしては、国会図書館の欠号の補充やデジタル化の予定の無いものなど少しずつ準備して隙間を埋めていく予定。
そのひとつとして、試験的に「みくに」という雑誌のデジタル化・公開を計画している。この雑誌は、戦時中、今泉源吉という人が発行した「日本的キリスト教」の雑誌。天皇絶対の「国体」とキリストの信仰の狭間で苦闘した当時の日本のキリスト者のひとつの姿を今に伝える。
今泉源吉の母堂は徳川の御殿医・桂川甫周の娘「みね」。その今泉みねの回想「名残りの夢」が源吉の聞き書きで連載されている。現在、『名残りの夢』は東洋文庫(平凡社)に収録されている。
この雑誌は、国会図書館にも無くわずかに、次の二館が一部を所蔵するのみである。
東大法近セ明治文庫 1,4(1)<1935-1938>
東北大 本館 8(10)<1942-1942>
この雑誌の完全なそろいが筆者の父の書庫にあったのである。
3/25 NIIのサービス。
現在、NIIの諸サービスは復活しています。
2011/3/14 NIIとの連携。
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単独でご利用になると、CiniiもWebcatも以下のように表示されます。連携検索では検索結果が表示されません。
(CiniiもWebcatもNIIのサービスです)
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